10.心療内科やメンタルクリニックと、カウンセリングの違いは?

対象は「からだ」?、「こころ」?

心療内科、メンタルクリニックの場合

心療内科やメンタルクリニックは、医学ですから基本的には「からだ」が対象です。

「こころ」も対象なのですが、こころを治すために、「からだ」に対してお薬を使用しますね。

「からだ」にお薬を使うことで「こころ」を楽にしようとするのです。

担当するのは精神科医です。

精神科医は、症状をみて診断し、その病気に適切な薬を出すお医者さんです。

心の悩みを聞く訓練はされていません。

悩みを聞いてくれる精神科医もいますが、基本的に診察室では悩みの相談は聞いてもらえないことが多いと思います(中には聞いてくれる医者もいます)。

カウンセリングの場合

それに対して

カウンセリングは心理学で、「こころ」そのものが対象となります。

担当するのは、心理士です(いろいろな心理士がいます。一般的に知られているのは臨床心理士ですが、国家資格としては公認心理士があります)。

悩みや問題を抱えていて「こころ」が苦しい時、その苦しさにじっくりと丁寧に耳を傾けることで、苦しさの背景にあるものについて考えたり理解するよう助け、それによって少しでも苦しさが楽になるようサポートします。

このプロセスの中で悩みが減ったり、楽になったり、問題が解決していくことになります。

「目的」からみると

心療内科、メンタルクリニックの場合

心療内科やメンタルクリニックの目的は、病気の診断をし、その病気にあった薬で症状を改善することです.

カウンセリングの場合

カウンセリングの目的は、辛い症状や問題に取り組みながら「こころ」の成長を助けることになります。

「こころ」が成長することで、いつのまにか症状が消えていたり、問題が解決していきます。

取手心理相談室
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