よくある夢(8)「家」の夢

「家」は、夢の中によく出てきます。

大きな家

小さな家

掘っ建て小屋のような家

自分の家なのに見たことのない家

部屋数のすごく多い家

新築の家

子どもの頃住んでいた家

ここでおさらいですが、

「夢」は、「心理的な出来事」です。

したがって、
夢の中の「家」は、「心理的な家」ということになります。

「心理的な家」?

つまり、
「家」が象徴する何かが、あなたの心理的な状態を表しているわけです。

ここで
「家」の象徴的な意味を考えてみましょう。

家は、外の厳しい環境から身を守ることができ、安全で、安心できる空間です。

出入り口があって、外を見ることができる窓があります。

台所ではエネルギーになる食事が作られ、それを食べる場所もあります。

からだを清潔にし、疲れをとるお風呂や、くつろげるリビング、眠る寝室もあります。

排せつ物を流すトイレもあります。

外から疲れて帰ってくると、暖かく迎えられ、満たされ、落ち着くことのできる「心の基地」のような場所です。

(上記は「象徴的な意味として」です。ですから「私の家は違う」という人はたくさんいます)。

家には家族がいて、コミュニケーションや社会の常識を学んだりします。

将来独り立ちできるような、さまざまな世話もしてもらえます。

つまり、将来あなたが独り立ちできるよう世話をする機能が家にはあるのです。

あなたは、心理的にどのような世話を受けてきたでしょうか?

その結果、どのようなことを身に着けたでしょうか?

そして、あなたはどのような人格を持つ人になったでしょうか?

このように考えてみると、「家」は現在のあなたを形づくってきたすべてにかかわっているように思いませんか?

夢の中の「家」は、あなた自身をあらわすと言っても過言ではありません。

あなたの夢の中の「家」は、どんな家でしたか?

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