(5)で「あなたって、○○ですよね」と「決めつけられる」と傷つくお話でした。
(6)では、「価値観を押しつけられる」と傷つくお話でした。
これらは多くの人が「傷つく」のですから、暴力なのです。
大切な人を亡くして辛くても、それに耐えて明るい笑顔でいる時に言われた「あなたはいつも元気ね」という言葉は、殴りつけられたのに等しい衝撃を与えます。
「そんな常識も知らないのね」という言葉に含まれた、「私は正しい、あなたは間違っている」という指摘は、相手を殴ったと同じ傷を心に負わすことがあります。
「評価」は、「自分が正しい」と思うところから
「暇なくせになんで手伝わないんだ」
(「手伝わないのはダメ」と評価してます)
「これだけやってあげてるのに、感謝の気持ちもないなんて」
(「感謝しないのはダメ」と評価してます)
評価は、自分の正しさを信じていて、それを基準とするものです。
「自分の常識が正しくて、相手が間違ってる」
「自分が普通で、相手が普通じゃない」
「自分の方が正義で、相手は悪」
このような気持ちが強いと、相手にイライラするのは当たり前ですね。
ただし、評価してしまうことが「いい」とか「悪い」ということではありません。
「なぜ、人を評価してしまうのか」という理由が、ちゃんとあるのです。
評価してしまう人は、ご自分の課題として考えてみましょう。
取手心理相談室
担当者プロフィール
電話: 080-5687-8508
メール: toride.shinrioffice@gmail.com