(4)「良いストレス」と「悪いストレス」②

前回は、「適度のストレス」とは何だろうというところまででした。

「良いストレス」になるか「悪いストレス」になるか、その境目はどこにあるのでしょう。

ご存知の方も多いと思いますが、

ストレスは、非常に個人差が大きいのです。

ある人にとってのストレスが、別の人にとってもストレスになるわけではありません。

ということは、「適度のストレス」は、人によって異なることになります。

では、そもそも「ストレス」とは何でしょう。

ストレスとは何?

「ストレス」という言葉は、もともとは物理学で使われていたものです。

ある物体に外側から圧力をかけることによって生じる「状態」のことです。

たとえば、風船に圧力(ストレスになる刺激)をかけたときの、ゆがんで変形した風船の状態のことです。

ストレスがかかって、ゆがんだ風船は、元の形に戻ろうとしますね。

この「元に戻ろうとする反応」がストレス反応です。

これを人間の体に応用します。

「ストレスのかかっている状態」は、次のようになります。

「何らかの刺激によって、心や体に「ゆがみ」が生じている状態」

この「刺激」に、良い刺激と、悪い刺激があるわけです。

これが「良いストレス」と「悪いストレス」に分けるということになります。

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