周りに「ずるい人」がいると・・・
あなたの周りに「ずるい」と思う人はいますか?
「いい人」と思っていたら「ずるい人」だった・・ショックですね。
そういう人がいると、まじめな人は
●いつも自分が損しているような気分になる
●「割に合わない」と思う
●ズルいことをして評価を得ているのを見ると面白くない
と感じます。
「ズルい」のはイヤですね。
ところで「ズルい」って、どういうことでしょう?
「ズルい」って、どういうこと?
「ずるい」の基本的な意味は、
「自分の利益のために、うまく立ち回る」ことです。
もっと言うと、
「自分の利益のため」なら、「汚い手を使ってでも、やり遂げる」わけです。
ときには
●人を陥れることもするし、
●騙すこともするし、
●利用もするし、
●周囲に迷惑をかけることも、
●嫌われるような行為もします。
●同僚や部下の手柄を奪う、
●足をひっぱる、
●他人を押しのける、
●さぼり上手だったり、要領が良かったりする等々、
いろいろです。
こんなことをしていたら嫌われるかもしれないのに、
それでも、結果的に得をする方を選ぶのですね。
スゴイですね。
でも、
私たちはみんな、「得をする」のは好きです。
得をすると、うれしくなっちゃいます。
だからと言って、みんな「ズルい」わけではありません。
「ズルい人」とどこが違うのでしょう?
そう、「ズルい」とは、
「自分の利益のために、うまく立ち回る」ことでした。
言い換えると、
損得を考えて行動するということです。
一番わかりやすいのは、金銭的な場面です。
少しでも自分の支払い分を少なくしようとする、などです。
他に、
●人よりも少しでも楽をしようとする
●人のものを自分のものにしてしまう
などがあります。
心理的なものもあります。
これには、本人も気づいていないことが少なくありません。
心理的に損得を考えるってどういうこと?
たとえば「親切」や「優しさ」などの「好意」について考えてみましょう。
「好意」は、
「いい人だなあ」と思う気持ちや、
「その人のためになりたい」という気持ちです。
本来「好意」を示すことは、損得とは関係ありません。
たとえば「親切」の場合、
相手に親切にしたくてするため、親切にしたら、そこで終わりです。
ところが、あとで
「親切にしてあげたのに」と言われると、
「見返り」のための「親切」だったことに気づきます。
もっと極端なものとして「搾取」があります。
搾取
「搾取」とは、「しぼりとる」ことですが、
「権力者が労働者をこき使って、利益を搾り取る」という意味にも使います。
●自分の大事な時間を奪われる
●都合の良いように使われる
●才能や能力をタダで利用される
●他人の手柄を自分の手柄にしてしまう
などなど
こうなってくると、「ズルい」を通り越して犯罪も含まれてきます。
では、「ズルい人」に対しては、どうしたらよいのでしょう。
「ずるい人」に対して
「ずるい人」は、相手に「すき」があると利用しようとします。
利用されないために大事なことは、
自分の気持ちをはっきりさせておくことです。
「嫌なものは、嫌」、「できないことは、できない」とはっきり伝えることですね。
そして、「自分の感覚」を大切にすることです。
つまり、相手の行為に対して、
ちょっとでも「嫌な感じ」がしたら、その感覚に正直に行動しましょう。
取手心理相談室
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