(17) 個人によって異なるストレス ⑫思い込みが激しい

人は思い込むもの

勘違いしたことのない人はいません。
間違った知識を思い込んでいることは、誰にでもあります。

すべての人は「思い込みが激しい」のです。

ところが、思い込みの「激しさ」で、ストレスを感じることがあります。
そして、「うつ病になりやすい」とも言われています。

では「思い込みが激しい」とはどういうことでしょう?

「思い込みが激しい」とは?

あることを信じ切っているために、他の見方に目を向けない状態でしょうか。

言葉をかえると「信念」でもありますし、「自分の意見を持っている」ということでもあります。

「信仰」にもなりえます。

これらは、とても大切なものです。
強い信念があるからこそ、集中して目標に向かうことができます。
何事にも自分の意見を持っていると、自信をもって生きていけます。
神への強い信仰によって、救われることを信じることができます。

このように「思い込み」は大切なものですが、
それなのに、
「思い込みが激しい」と問題が起きるのです。

何が問題なのでしょう?

「思い込みが激しい」と、何が問題?

どんなに「思い込みが激しく」ても、本人にとっては何の支障もありません。
誰とも接触しなければ、何の問題もおきないのです。

「問題」は、他人との関係の中で生じるのですね。
誰かとぶつかりやすくなるわけです。

それがストレスとなります。

「問題」は、他人との関係の中で生じるのですね。
誰かとぶつかりやすくなるわけです。

繰り返しますが私たちは、みんな、自分なりの「思い込み」を持っています。
自分にも「思い込み」がありますが、他人にも「思い込み」があるのですね。

「自分の思い込み」は、もちろん大切なものですが、
相手も、「相手の思い込み」を大切にしています。

みんなが「自分の思い込み」を強く主張すると、当然ぶつかりますね。

自分の「思い込み」と相手の「思い込み」がぶつかるのです。

つまり、問題は「主張の仕方」のところにありそうです。

その証拠に、
「思い込みが激しい」と言われている人は、以下のように思われています。

●人の話を素直に聞かない
●視野が狭い
●自分が一番正しいと思ってる
●柔軟性がない
●頑固だ

「思い込み」同士がぶつかったっとき、
「相手の思い込み」に、少しだけ耳を傾けられるといいかもしれません。

「コミュニケーション」が大切なわけです。

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