(20) 個人によって異なるストレス ⑮自己否定

私たち日本人は、自己否定的な人がとても多いと言われています。

たとえば、
ほめられても、「いえ、いえ、そんなことありません」と言う人の、なんと多いことでしょう。

多くは謙遜ですが、
自己否定が強いと、
「生きる」ことそのものが、ストレスになるのです。

ですから、
多くの人はなんとかして自己肯定感を高めようとします。

「自己肯定感を高める方法」は本にもなるし、セミナーも盛況ですし、ネットを探すといくらでも出てきます。

でもこれが、なかなか大変なのです。

「自己肯定感を高める方法」を学んでも、
そんなに簡単にはできません。

自己否定というのは、そうならざるを得ない理由があるのです。
その人にとって、自己否定的である必要があるはずなのです。

「自己否定すること」は、「良い」とか「悪い」とか判断できることではありません。

そもそも「自己否定」って、
一体自分の何を否定しているのか、本人にもよく分かっていないことが多いのです。

でも、
とにかく自己否定は苦しいですから脱却できるのなら、
脱却した方が楽になります。

脱却は、
逆説的ですが、「自己否定している状態」を「肯定する」ことからです。

とりあえず、
「自己否定している私」を、そのまま認めてあげましょう。

とにかく、そこから始めてみましょう。

夢分析