実際にトイレに行きたくて見る場合
夢でトイレを探していたり、トイレで用を足していて、ふと目が覚めると、実際にトイレに行きたくて、あわてて行ったという経験はあるのではないでしょうか。
この場合のトイレの夢は、実際に膀胱がいっぱいになっているために、見るのですね。
眠りを中断したくないので、「夢の中ですませてしまおう」というわけです。
夢は、あなたの眠りを邪魔しないよう、夢のトイレを用意してくれているのです。
そのようにして、我慢できるぎりぎりまで、眠らせてくれます。
逆に言うと、ぎりぎりで目覚めさせてくれるわけです。
これを過ぎると、おねしょになります。
つまり、おねしょは、「目覚めたくない」のですね。
目を覚めても、現実が厳しかったり、辛かったりすると「目覚めたくない」ですよね。
夜尿症の子どもは、起きてる時間が楽しくなるとおねしょしなくなるのは、そういうわけもあります。
ところで、トイレに行く必要はないのに見る「トイレの夢」はどうでしょうか。
「夢の中のトイレ」とは?
現実のトイレは、膀胱や大腸にたまったものを出す場所、必要のなくなったものを捨てる場所です。
心にも、そのような場所が必要です。
そうすると「夢のトイレ」は、「心にたまったものを出す場所」、「必要がなくなったものを捨てる場所」と考えることができます。
心の中に「たまったもの」とは何でしょう?
心の中にある「必要のなくなったもの」とは、何でしょう?
ストレスがたまる。
疲労がたまる。
不満がたまる。
今までの価値観が不要になった。
今までの考え方は必要なくなった。
悩む必要がなくなった。
欲がなくなった。
いろいろあるでしょう。
夢のトイレは、このようなものを排泄する場所です。
では、トイレを探すとはどういうことでしょうか?
たとえば、次の2つについて考えてみましょう。
①「心にたまったものを出す場所」として
②「必要がなくなったものを捨てる場所」として
① たまったものを出す場所がありますか?
ストレスをためていくと心身がダメージを受けてしまいます。
心は、ストレスを出す場所を探しているのかもしれません。
心当たりがありますか?
考えてみましょう。
② 今までの生き方が変わろうとしているのかもしれません
新しい生き方を身につけるためには、
これまでの価値観、考え方、思考の癖、生き方などが不要になっていなければなりません。
不要になったものを捨てられないと、新しいものを取り入れることができませんね。
心は、不要になったものを、どこにどのように捨てるのか探している可能性があります。
今、あなたはどのような生き方をしているのか、どのようになりたいと思っているのか、そのあたりを整理してみるといいかもしれません。
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