よくある夢(7) トイレを探す夢

実際にトイレに行きたくて見る場合

夢でトイレを探していたり、トイレで用を足していて、ふと目が覚めると、実際にトイレに行きたくて、あわてて行ったという経験はあるのではないでしょうか。

この場合のトイレの夢は、実際に膀胱がいっぱいになっているために、見るのですね。

眠りを中断したくないので、「夢の中ですませてしまおう」というわけです。

夢は、あなたの眠りを邪魔しないよう、夢のトイレを用意してくれているのです。

そのようにして、我慢できるぎりぎりまで、眠らせてくれます。

逆に言うと、ぎりぎりで目覚めさせてくれるわけです。

これを過ぎると、おねしょになります。

つまり、おねしょは、「目覚めたくない」のですね。

目を覚めても、現実が厳しかったり、辛かったりすると「目覚めたくない」ですよね。

夜尿症の子どもは、起きてる時間が楽しくなるとおねしょしなくなるのは、そういうわけもあります。

ところで、トイレに行く必要はないのに見る「トイレの夢」はどうでしょうか。

「夢の中のトイレ」とは?

現実のトイレは、膀胱や大腸にたまったものを出す場所、必要のなくなったものを捨てる場所です。

心にも、そのような場所が必要です。

そうすると「夢のトイレ」は、「心にたまったものを出す場所」、「必要がなくなったものを捨てる場所」と考えることができます。

心の中に「たまったもの」とは何でしょう?

心の中にある「必要のなくなったもの」とは、何でしょう?

ストレスがたまる。

疲労がたまる。

不満がたまる。


今までの価値観が不要になった。

今までの考え方は必要なくなった。

悩む必要がなくなった。

欲がなくなった。


いろいろあるでしょう。

夢のトイレは、このようなものを排泄する場所です。

では、トイレを探すとはどういうことでしょうか?

たとえば、次の2つについて考えてみましょう。

①「心にたまったものを出す場所」として

②「必要がなくなったものを捨てる場所」として

①   たまったものを出す場所がありますか?

ストレスをためていくと心身がダメージを受けてしまいます。

心は、ストレスを出す場所を探しているのかもしれません。

心当たりがありますか?

考えてみましょう。

②   今までの生き方が変わろうとしているのかもしれません

新しい生き方を身につけるためには、

これまでの価値観、考え方、思考の癖、生き方などが不要になっていなければなりません。

不要になったものを捨てられないと、新しいものを取り入れることができませんね。

心は、不要になったものを、どこにどのように捨てるのか探している可能性があります。

今、あなたはどのような生き方をしているのか、どのようになりたいと思っているのか、そのあたりを整理してみるといいかもしれません。

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