ストレスは、こころとからだの病気の引き金になったり、悪い影響を与えると言われています。
たとえば、からだの病気。
胃痛、下痢、めまいだけではなく、心筋梗塞、脳溢血、高血圧、喘息などの身体疾患がストレスと関連していることは、よく知られています。
癌もストレスと無縁ではありません。
風邪もひきやすくなります。
ストレスはこころにも影響します。
ストレスが強くなると、不安になったり、集中力が落ちたり、怒りやすくなったりします。
情緒不安定やうつ病、不安障害、適応障害になることもあります。
行動にも影響します。
お酒やたばこの量が増えたり、食欲が増したり、逆に減ったり、ギャンブルにのめり込む人もいます。
イライラしますから、行動が粗暴になったり、事故を起こしやすくなります。
ストレスが強くなると、こころは疲弊して病気になるし、からだも悲鳴をあげて病気になるし、行動も平常ではなくなるのですね。
からだにかかったストレスは、こころに影響を与え、こころにかかったストレスは、からだに影響を与えます。
だから超過勤務が続き、からだが無理をし過ぎるとうつ病になるし、緊張が続いてこころに負担がかかると血圧が上がったり、胃が痛くなったりするのです。
こころとからだは、神経やホルモンなどの連絡網で密接に結びついています。
そして、命を維持するために、一定の状態を保とうとします。
体温や血圧や呼吸数などは、ほぼ一定なのですが、このバランスを崩すのがストレスです。
では、ストレスはない方が良いのでしょうか?
いいえ、そうではないのです。
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