私たちは、夜、眠りにつくと、「もうひとつの世界」で過ごします。
でもそれは、目が覚めてみないと分からない世界です。
たとえばこんな感じ・・・・
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ある日の朝、叫び声を上げて目が覚める。
目覚めてみると、いつもの布団の中にいる。
・・・なんだ、夢か・・・・。
いや、でも、たった今、追手に追いつかれたところだった。
ほら、心臓もドキドキしてる。
走って足も疲れてる。
汗もかいてる。
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このようなことはよく体験しますね。
「夢」の世界にいるときは、それが「現実」です。
脳は現実とイメージを区別できませんから、身体的には現実に近い体験をします。
一晩中、走っていた人は、目が覚めたとき、すっかり疲れていることだってあるくらいです。
目が覚めてみて、はじめて「夢」であることに気づきます。
このように、私たちは、2つの世界で生きているのです。
「現実の世界」と「夢の世界」です。
「意識が捉える世界」と「無意識が捉える世界」と言い換えることもできます。
「意識」が捉える世界は「言葉の世界」です。
「無意識」が捉える世界は「イメージの世界」です。
どちらも欠かせない重要な世界ですが、
私たちが意識できるのは、「意識の世界」だけです。
意識できない「無意識」は、意識では捉えようがありません。
「夢」は、その「無意識」を教えてくれる数少ないツールの1つです。
だから、「夢は無意識からのメッセージ」とか、「夢は無意識への王道」(1)と言われるのですね。
取手心理相談室
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(1)「夢は無意識への王道」は、フロイトが言いました