よくある夢(3) 繰り返し見る夢

繰り返し何度も同じような夢をみることがあります。

反復夢といいます。

たとえば、

★草原が広がっていて、1本の道が説くまで続いている。景色はいつも同じ、道も木の様子も変わらない。その同じ道を散歩する夢を何度も見ているという人。

★実際の自分の家とは違う家だけど、部屋の配置や部屋の様子はいつも同じ。その家の中で、何かを探している夢を、最近続けて3回みたという人。

★子どもの時の夢を、大人になっても見ているという人もいます。

同じ夢を繰り返してみるというのは、同じ手紙を何度も送られてくるようなものです。

無意識が夢を通して何度も同じメッセージを送ってきているのです。

その意味で、重要な意味を持っています。

繰返して届けられるのは、

あなたの無意識が意識に対して「気づいてほしい」と願っていることがあるからです。

夢に「意味なんてない」と思う人でも、同じ夢が繰り返されると夢について考えてしまいます。

それほど、反復夢のメッセージ性は強いのです。

メッセージとしては、たとえば次のようなものがあります。

● 「気付くべきこと」や、「やるべきこと」があるよと教える。

● 受け入れがたい辛い体験を消化しようとする。

● 忘れてはいけない何かがあると教える。

● 人生のテーマを教えようとしてる。


夢分析が始まると、多くの反復夢は変化していきます。

たとえば、

★草原を行くと、今まではなかった湖に出てびっくりする。

★家の中で探し物をしていると、部屋の様子が違っていることに気づく。

反復夢は、メッセージの意味を理解すると内容は変化し、あらたに展開をはじめます。

反復夢を見てると思ったときは、夢について、あれやこれや考えてみましょう。

ひとりでは、同じところをグルグル回ってしまいますので、誰かと一緒に考えてみてもよいでしょう。

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